あの、
2002年5月1日上手く笑えないんです。
上手く話せないんです。
『・・・貴方と』
笑い方がぎこちないんです。
話し方がぎこちないんです。
『どう接していいかわからなくて』
作りものの笑顔
無駄に明るい声
『貴方はどうして、普通に接してこれるの?』
私には、わからないことばかりです。
いつ涙腺が緩むか、それがとても不安で
吐きそうなほどの忙しさに身を委ねていた。
気合入れてないと、その場から逃げ出しそうだったから
カタチから入るために、買ったばかりのスーツに身を包み
ハーフマットな肌に作りこんで、オフィスメイクを施して
エスティの口紅に、ブルガリのプールオムを身体に纏う。
およそ実年齢には見えない姿。キャリアな私が鏡に映る。
気持ちまで強くなってくるから不思議。
貴方を見返したい、なんて気持ちは毛頭なくて、ただ認めてほしかった。
貴方に頼らなくても頑張れるんだと、伝えたかっただけなのに
貴方の姿を見かけたら、そんな感情は一気に崩れ堕ちていた。
上手く接する事が出来なくて、やたら声が上擦っていた気がします。
私、普通に笑えてましたか?話せてましたか?言えてましたか?
笑いあえてたあの頃に、戻れていましたか?
貴方の声を聞く度に、姿を見かける度に、胸が苦しくなるけど
貴方はそんなの気づくはずもなくて、それがまた少し辛い。
でも、いいんです。
嫌いにはならないって、言ってくれたから。
好きまでいかなくてもいいんです。
普通より、ちょっと仲良くなりたいだけ。
そのくらいだったら、許してくれますか?
貴方の傍に居ることを、許してくれますか?
例え、この想いが叶わなくても。
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